2010年02月19日

寂聴さんは凄いなぁ(*^^*)

子供に本を読みなさいってテーマで講演された瀬戸内寂聴さん、
ヤッパ、生徒の心掴むの上手いなと感心しました。


まず、
「なんでもいいから本を読みましょう。
どんな本でもいい。

もちろんマンガだっていい。
親や先生のすすめる本は、面白くなかったら読まなくてもいいんですよ。」

その言葉に生徒の表情が変わり身を乗り出す。
(^^)d

その機を逃さず。

「『源氏物語』という作品があるでしょう。
私も訳しているけど、マンガも面白いから読んでみてね。
面白くなかったら、最後まで読まなくてもいいの。後でまた読みたくなったら読めばいい」


本を読むことの自由さを身振り手振りで伝えていく。
その熱気に引き込まれる生徒。

次は「あなたたち将来は何になりたい?」と一人ずつ丁寧に聞いていく。
サッカー選手soccer
野球選手baseball
バスケットボール選手basketball
保母さん、看護士さんhospital、と生徒たちは赤く上気した顔で、自分達の夢を語る。

すかさず、瀬戸内さんは、子供たちに「作文を書きましょう。」と言う。
「題は、<おかあさん>ね。」

1人の女性徒が「私にはお母さんがいないんです。」

「でも、思い出はあるでしょう?何でもいいから書いてみましょう。」
頷きながら、戸惑いを隠せない生徒の様子をみて、瀬戸内さんは自分の子供時代を話した。

作文の授業で、上手すぎたために先生に誰かの模倣だと怒られて
泣きながら家に戻ると、母親が学校に怒鳴り込んでくれたこと。

先生に向かって言った「私の娘には才能があるんだ」の一言に、どれだけ自分が救われたか、
ということ。

しかし、戦争が始まり空襲によって母親が焼死し、その死に目に会えなかったことを語った。

生徒たちはその話を聞き、何かを考え鉛筆を手に取った。

(雑誌 the 寂聴 第7号より)

the 寂聴 第8号では、2008年ノーベル物理学賞受賞者 益川敏英さんとの対談も掲載されてる
明日、2月20日(土)は、佐賀市文化会館大ホールでアバンセ15周年記念特別教養セミナーで
益川敏英さんの講演もある、寂聴さんつながりで聴いてみたくも思いました。

http://avance.or.jp/zigyo/gyouji/tokubetsu.pdf



寂聴さんは凄いなぁ(*^^*)

寂聴さんは凄いなぁ(*^^*)





Posted by しろちゃん at 17:19 | Comments(0)
 
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